- 独立してフリーランスで活動してみようかな
- フリーランスの始め方がわからない
と思ったことはありませんか?
やり方は正直色々ありますし、いきなり始めても大丈夫かもしれません。
ただ、誤った始め方をすると不要なリスクを負うことになりますので、ステップを理解したうえでフリーランスを始めることをおすすめします。
フリーランス歴10年以上で起業・独立支援もしてきた僕くろぶち読書が、解説していきます。
事前に理解しておいたよさそうなポイントを下記の通りに整理してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
報酬の支払サイト
フリーランスで仕事をする上で、受注する前に報酬がいつ入ってくるのか必ず確認しておきましょう。
支払サイトとは、締め日から支払期日までの期間のことをいい、一般的には、平均で30日が多いですが、昨今は15日などと期間が短いエージェントも多くなりました。
例)4月30日締日の場合
支払サイト15日:5月15日に入金(4月分の報酬)
支払サイト45日:6月15日に入金(4月分の報酬)
支払サイトは期間が短い方が売上の回収が早いため、資金繰りのリスク等が低くなります。
エージェントの多くは可能性は低いですが、一般的に事業としては回収不能リスク、つまり何らかの理由でお金を支払ってもらえない可能性がゼロではありません。
支払ってもらえない場合は、弁護士等に相談する必要が出てくるかと思います。
最低でも2〜3ヶ月分の生活資金を用意
支払サイトでもお伝えしたとおり、初回の報酬が入金されるまでに少し期間が空いてしまいます。
お金の心配をしながら働くのは精神的にかなりしんどいので、最低でも2〜3ヶ月分の生活資金を持つなど、余裕を持ってフリーランスになった方がいいと思います。
報酬の相場
言語やポジション、経験年数によって前後しますが、エンジニアとしての平均的な相場は60万円〜80万円ぐらいかなと思います。
エンジニアが80万円以上の報酬を得る方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
https://kurobuchi-con.com/earnings-up経験年数はどのぐらい必要?
個人的な肌感覚としては、経験は3年以上あると書類審査が通りやすくなります。
私も3年ほど正社員として実績を積み、フリーランスへの道に進みました。
未経験でいきなりフリーランス始める方は少ないと思いますが、未経験はほとんど選ばれません。
案件を受注するまでの期間は?
エージェント登録してから経験や状況にもよりますが、1ヶ月ほどで受注できます。
例えば4月頭にはプロジェクト参画したいとなると、
3月初旬:エージェント登録、エージェント面談
3月中旬:案件紹介、クライアント面談
3月下旬:クライアント面談、受注決定
といった流れになると思います。
税金や健康保険・年金の納付時期
フリーランスになって納付する税金や健康保険、年金は以下のとおりです。
会社員とは異なり、所得税や住民税は納付時期が変わりますので、ご参考になればと思います。
所得税 | 3月15日(口座引き落としの場合は4月中旬〜下旬) 予定納税(2年目以降):7月末、11月末 |
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住民税 | 1期:6月末、2期:8月末、3期:10月末、4期翌年1月末 |
消費税 | 3月31日(口座引き落としの場合は4月中旬〜下旬) |
国民健康保険 | 6月〜翌3月 |
国民年金 | 毎月 |
※SEやプログラマーの個人事業税は法定業種に該当しないため非課税となります。
インボイス制度の対応はしておくべき?
インボイス制度は対応しておくべきだと思います。
というのは、ITフリーランスは1,000万円を超える売上になる可能性が大いにあり、消費税の課税事業者になるので、しっかり対応しておきましょう。
休暇について
フリーランスには会社員と異なり、有給休暇はありません。
各案件毎に調整をしてお休みをいただきます。
長期でお休み取りたい方は案件終了後に2週間や1ヶ月お休みをとる方もいます。
また、忌引き休暇もありません。
ですのでエージェントにも伝えた上で、各案件毎に調整となります。
基本的に理解されないことはないと思いますので、事情を説明し仕事を調整していきましょう。
起業は、個人 or 法人どちらがいい?
初めてフリーランスとして活動する方は、まずは個人をお勧めします。
年間を通して諸手続きや会計等わからないことが多いと思いますので、まずは個人で活動するのがいいかなと思っています。
法人は手続きや会計が個人と異なるため、案件外の作業がより多くのしかかってきます。
フリーランスとしての活動年数+収入に応じて法人化を検討していきましょう。
クレジットカードや住宅ローン
クレジットカードを作る予定もしくは住宅を購入する予定がある方は、できるだけ会社員の時に作成や購入しておいた方が審査は通りやすいかと思います。
フリーランスになってからでも無理ではありませんが、安定的な収入があるということを示す必要はあります。(確定申告3年分あり、収入が下がっていないこと等)
また、持ち家は必ず欲しいということがない限り、個人的には賃貸をお勧めします。
購入してしまうと一部家賃を経費計上することができなくなりますので、どちらが良いかは十分に検討しておいた方が良いと思います。
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