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【ITエンジニア必見】生涯フリーランスとして活動する方法5選

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昨今、フリーランスになって活動したいと思っている方は増加しています。

2020年に内閣官房日本経済再生総合事務局が発表した「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスを本業としている試算人数は214万人とされています。

その他、大手クラウドソーシングサイトのランサーズが公開した「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」でもフリーランスを本業としている試算人数は296万人とされているため、約200万人〜300万人がフリーランスを本業として活動しているそうです。

その中でエンジニアの人数は、約10%〜15%と言われており、約20万人〜45万人が活動しているそうです。(ちなみに、国際労働機関(ILO)によると、2021年のIT人材は約122万人で世界第4位だそうです。)

フリーランスは今後も増加していくと言われていますが、フリーランスエンジニアとして数多くの方がSESとして活動されています。

しかし、SESには年齢制限を条件としている案件が少なくありません。

エンジニアAさん
エンジニアAさん
ITフリーランスは年齢の壁があるって聞いたことがあるけど、将来大丈夫かな・・・

と思った方はぜひこちらの記事を読んでみてください。

記事のポイントはこちらです。

  • 生涯フリーランスとして活動したいと考えている
  • 40代以上になると仕事が減るのではないか
  • どんなキャリアや仕事をしているのか
くろぶち読書
くろぶち読書
年齢に関係なく、長く活躍している人はどんなキャリアなのかな?

生涯フリーランスとして活動していきたい方も多いですが、やはり仕事が減ってしまうことを不安に思う方も多いです。

では、SES(SE・PG)からどのような仕事に繋げていくと良いか、まとめてみました。

PM・PMO

メリット単価が高い
懸念点案件によっては年齢の条件がある
ゼロ経験だと受注できる可能性は低い
向いている人コミュニケーション能力に自信がある
問題解決力がある
PPTなど資料作成が得意
技術よりもプロジェクト推進に興味がある人
収入を上げていきたい人
資格PMOスペシャリスト
プロジェクトマネージャー試験(IPA)
プロジェクトマネジメント・アソシエイト(PJM-A)
PMP
P2M
収入平均収入:約1,200万〜1,500万円
安定性案件数はSE・PGよりも少ないが安定して受注することが可能
将来性SE・PGと同じく年齢がネックになる可能性あり
働き方自由度リモートの案件はあるが減少傾向
難易度SE・PGとは異なるスキルセットが求められるので難易度は高め

SE・PGよりも単価が高めですが、将来性と難易度を考慮すると管理系1本で生涯活動するには少し物足りないかもしれません。

管理系からコンサルタントとしてキャリアプランを検討している方には向いている職種かと思います。

ITコンサルタント

メリット単価が高い
企画提案といった最上流工程からプロジェクトに参画し、長期案件となりやすい
懸念点ゼロ経験だと受注できる可能性は低い
向いている人コミュニケーション能力に自信がある
経営的視点や知識がある
問題解決力がある
PPTなど資料作成が得意
収入を上げていきたい人
プレッシャーに弱くない
資格ITストラテジスト
PMP
P2M
収入平均収入:約1,400万〜2,000万円
安定性案件数はSE・PGよりも少ないが安定して受注することが可能
将来性年齢に関係なく生涯働くことが可能
働き方自由度リモートの案件はあるが減少傾向
難易度PM・PMOに加えて豊富な知識や経験が必要なため難易度は最も高い

SESとして最も収入が高く、将来性としても年齢に左右されないため、生涯フリーランスとして活動することができます。

キャリアプランとしては、SE・PG → PM・PMO → ITコンサルタントというようにステップアップするかと思います。

ただ1つ課題なのが難易度が最も高いことです。すぐにキャリアを切り替えるというよりは、ステップアップを意識し、日々コツコツと知識と経験を積むことが必要となりそうです。

IT講師

メリット残業がほとんどない
人脈が増える
懸念点長期案件や年間を通しての仕事は少ない
向いている人コミュニケーション能力に自信がある
ベースとするスキルの経験が豊富
資格Oracle等のベンダー資格
収入平均月収:約40万〜70万円
安定性IT講師の案件は増加傾向なので、一度繋がった企業から再依頼の可能性があるため、安定して受注できる可能性あり
将来性年齢に関係なく生涯働ける可能性あり
働き方自由度常駐が多めだが、リモート案件もある
難易度これまでのスキルを活かせるため、コミュニケーションに自信あれば難しくはない

昨今IT講師としての案件が増えてきていますが、まだ競合も少ないと思いますので、今後を見据えてチャレンジしていくメリットは大きいと思います。

受注した案件の企業や受講生といった人脈は増えるかと思います。そこから直接案件につながることもあるかと思いますので、意識して人脈を増やしていくことが大切かと思います。

WEBメディア運営・アフィリエイト

メリット自由な働き方が可能
低コストで始められるのでリスクがほとんどない
懸念点稼げるようになるためにはノウハウや時間が必要
向いている人コツコツとした作業が好き
文章を書くのが好き
資格Webライティング能力検定(日本WEBライティング協会)
WEBライティング技能検定(日本クラウドソーシング検定協会)
Webリテラシー試験(ボーンデジタル)
ビジネス著作権検定(サーティファイ)
収入平均月収:1万〜10万円  ※全体の約20%は20万〜100万円以上
安定性長期的に見ると安定した収入が見込める
将来性年齢に関係なく生涯働くことが可能
働き方自由度働く時間も場所も自分で自由に決めら流ので最も自由な働き方と言える
難易度未経験でも活動可能(やりながら覚えているケースが多い)

収入の幅が非常に大きいですが、アフィリエイトはすぐに収入につながる仕事ではありません。

年単位でかかることもあるので、コツコツと取り組んでいく根気が必要になるかと思います。

大半の方は途中で挫折してしまうため、収入が低くなってしまうということです。

また、将来性や働き方の自由度、トータルのリスクを考えてみても、活動するメリットは非常に大きい職業といえます。

下記は特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会が2023年にアフィリエイト収入(月)を調査した結果です。

エージェント

メリット時間に縛られにくい
年齢に左右されない
懸念点競合が多く、差別化しにくい
安定性が少し欠ける
向いている人コミュニケーション能力に自信がある
人脈が多い
提案力に自信がある
資格労働者派遣業の許可が必要となる可能性あり
収入エージェントのマージンが10%〜20%となることが多い
安定性市場は増加傾向のため生涯働ける可能性あり
将来性市場は増加傾向のため生涯働ける可能性あり
働き方自由度決まった時間や場所がないため融通が利く
難易度クライアント会社等の人脈があれば始めることは難しくない

収入例)

SE一人当たりの単価:70万円

動員数:5名

契約期間:1年

マージン率:15%

年間収入:630万円

私の知り合いは一人で約20名サポートしています。

IT人材のために交渉や相談などサポートしていく仕事となります。

市場としてSE・PGと変わりはありませんが、今後も増加していくと予想されていますので、人脈が多い人は支援者として活躍していくのもありだと思います。

ただし、現時点ではかなりのレッドオーシャンとなりますので、他社との違いを考え事業展開してくのが良いかと思います。

まとめ

生涯フリーランスとして活動するためには、やはりSESだけでは現時点で限界があると言えます。

フリーランスは、会社員等の「労働者」とは異なり、「経営者」です。

事業は時代によって変化していくので、ずっと同じ仕事というのはリスクがあります。

現在SESとして活動しているのであれば、現時点は収入の軸として考え、同時に今後の事業展開を考えて行動していく必要があります。

また、多角的にキャッシュポイントを増やす方が、収入が途絶えるといったリスクを減らすことができると思いますので、今後活動の幅を増やすきっかけとなればと思います。

ABOUT ME
くろぶち読書
フリーランスITコンサルタント。ITフリーランスとしての収入が最高240万円/月を達成。ITフリーランス経験は10年以上。IT以外の業種にも個人・法人の独立、創業支援実績あり。