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マネジメント経験のないフリーランスがキャリアアップする方法

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ITフリーランスで活動していると将来の仕事の受注を考えておかなければなりません。

SESを主体に考えると、やはり気になるのは年齢の壁です。

案件の条件に40代、50代までといった年齢制限を設けている場合もあります。

若いうちは深く考えてなくても案件は豊富にありますが、将来フリーランスとして活動するとキャリア・スキルを若いうちから考えておき、この年齢制限の条件を乗り越えていく必要はあると思います。

ITフリーランスの将来については、こちらの記事にまとめてみましたので、参考にしてみてください。

ITフリーランスが意識すべきSESのリスクITフリーランスの多くの方が、SESで働いているかと思います。 SESには多くの利点があり、大規模プロジェクトに参画できたり、安定...

ITとしてキャリアアップの方向性は、主に「技術のスペシャリスト」か、「マネジメント・コンサルティング」のどちらかになると思います。

この記事では、僕の経験をもとに「マネジメント・コンサルティング」のキャリアアップの方法についてお伝えします。

若くしてフリーランスの道に入った方は、自身のキャリアアップについて考えている人も多いと思います。

正社員ほどキャリアアップの道が豊富ではない環境で、どのようにキャリアアップをすれば良いか参考にしてみてください。

キャリアアップ方法

①一度正社員でキャリアを積んでからフリーランスに転身

着実にキャリアアップするなら、正社員で経験を積んでからフリーランスに転身する方法が良いかと思います。

理由としては、正社員の方が望んだキャリアのプロジェクトに参画しやすいという点です。

フリーランスは経験がないとプロジェクトに参画できない可能性があるため、正社員の方が会社間の関係性等で参画できる可能性もあります。

②付き合いのあるクライアント先でマネジメントに入り込む

比較的プロジェクト期間が長く、プロジェクトの切れ目で次の案件を紹介してくれるクライアントを見つけ、年単位で信頼関係を構築していきましょう。

まずは自身で持っているスキルを最大限に活かし、プロジェクトに貢献することが大前提です。

その上で、プロジェクト管理側の各種管理資料を抑え、どのように管理サイドが進捗や課題など把握しやすいか、管理サイドの気持ちになって行動することが大事で、コミュニケーションスキルが重要になります。

PMやPMOは、「プロジェクト完遂」、「プロジェクト推進」、「課題察知」等が仕事となるため、彼らが仕事を行いやすいように同じ観点でプロジェクトを推進していきましょう。

クライアントと信頼関係を構築し、もう少し上流を関わっていきたい、マネジメント側も行っていきたいことをクライアントに伝え、チャンスが来たらいつでも対応できるように働きかけていきます。

上流ポジションを担当するということは、責任範囲が広がるため、クライアントとしても信頼できる人にお願いしたいと考えると思います。

③IT以外の仕事で実績を作る

③はかなりレアなパターンかもしれませんが、IT以外に事業を行い経験を積むことです。

IT以外の仕事でITのキャリアアップに繋がるの?と思う方も多いと思いますが、ITに関わらずマネジメント・コンサルティングスキルが必要なところは多いです。

業界は違くとも、小規模の実績でも、積み重ねが大事です。

実績もなくいきなり仕事を受注することは難しいので、僕の経験談ですが、マネジメント等の勉強後に事例やサンプルを見ながら、自身の事業計画を作成したり、自身の補助金の申請等を行い、友人のお店の補助金申請などを無料で申請し実績を積み重ねて、少しずつ規模も大きくしていき、実績を積み重ねていきました。

その中で、スケジュール感や仕組みについてパワポで資料を作り、可視化していくということを意識して、伝わりやすくなることを意識して実績を積んでいます。

少しでも可能性を上げるには

それでもマネジメントのことがわからない、少しでも可能性を上げたいという方は、資格を取得することをお勧めします。

必ずしも資格は必須ではありませんが、信頼関係を構築しているクライアントにもアピールすることができます。

仮に資格が取れなかったとしても、マネジメントを体系的に学ぶことができるので、実践では生きてくると思います。(ちなみに僕は持っていません。。。)

マネジメントやコンサルティングにおすすめな3つ資格をご紹介します。

プロジェクトマネージャー試験

提供元IPA(国家資格)
合格率15%程度
特徴システム全般の基礎知識、プロジェクト計画策定能力、マネジメント力が問われる。
実施時期秋期(10月)の年1回
問題形式多肢選択式(回答数30問)
多肢選択式(回答数25問)
記述式(回答数2問)
論述式(回答数1問)
公式サイトIPA公式サイト

PMP

提供元一般社団法人PMI日本支部(国際資格)
合格率60%程度(推定)
特徴試験対策のコースやトレーニングあり、名刺に資格名称記載可能、IT以外にも建設をはじめ多くの業界から注目、プロジェクト計画策定能力、マネジメント力が問われる。
実施時期オンライン試験可能(24時間年中無休)
問題形式多肢選択式(回答数200問)
公式サイトPMI公式サイト

ITストラテジスト試験

提供元IPA(国家資格)
合格率15%程度
特徴主にコンサルティング能力、ITを活かした事業戦略・計画・システム化構想策定が問われる。
実施時期春期(4月)の年1回
問題形式多肢選択式(回答数30問)
多肢選択式(回答数25問)
記述式(回答数2問)
論述式(回答数1問)
公式サイトIPA公式サイト

どれも困難な資格ですが、特にお勧めしたいのはPMPになります。

理由としては、下記の通りメリットの数が多いことです。

  • オンライン受験可能
  • 試験がいつでも可能
  • 問題が選択式
  • 名刺に資格名称記載可能
  • 合格率
  • PMBOKを作成している団体の資格

特にPMBOKは、プロジェクトマネジメントスキルを体系的にまとめたガイドになります。

もちろん日本でも認知度が高く、場合によってはPMBOKを理解していることが必須条件の案件があるぐらいです。

僕もこれまでの経験で名刺に記載している方と知り合うことが多かったです。

まとめ

フリーランスにとってキャリアアップし、案件受注に繋げるには容易ではありません。

しかし、フリーランスは自由な働き方、成長させる方向性もご自身で選択できる自由さはありますので、日々の業務だけ行うのではなく、将来を見据えて一歩ずつでも成長させることが重要です。

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くろぶち読書
フリーランスITコンサルタント。ITフリーランスとしての収入が最高240万円/月を達成。ITフリーランス経験は10年以上。IT以外の業種にも個人・法人の独立、創業支援実績あり。